第4日目 「Common」でチキン生姜焼き

 ホテル近くのサムヤーン駅に戻ってきた理由は、駅前のショッピングモール内のレストランで昼食を食べ、その後はホテルに戻って昼寝をしようという計画でした。

 タクシーを降りて、モール内のレストランを片っ端から眺めると、ちょうど昼食時だったので、いわゆる庶民的な店はどこもかなり混雑。

 一方庶民的な雰囲気なのに妙に空いている店もあり、これは怪しい、つまりおいしくないという雰囲気を感じさせる店もいくつか。

 私は混んでいる店も嫌ですが、ガラ〜ンとした店にも入りたくないという気持ちがあり、結局そこそこ混んでいる、ちょっと高級そうな「Common」というお店へ。

 指定された席に座り、持ってきてくれたメニューを眺め、「チキンのしょうが焼き」(ライス付き)と思える料理とビールを1本注文。

 注文をとってくれたのがお兄ちゃんでしたが、念のため「これはスパイシーではないですね」と英語で確認すると、英語がまったく分からないようで慌てています。

「Common」という店で食べた「チキンのしょうが焼き」
「Common」という店のチキン生姜焼き

 こちらも「困ったな」と思っていると、今度はお姉さんが登場。この人は英語が分かるようで、「この料理は大丈夫です」と請合ってくれました。

 ここで私のほうも少し認識を新たにしました。要するに観光客が多い場所のお店には英語が分かる人も結構いますが、そうでないローカルの人が多く利用するような地域にあるレストランでは、あまり英語が通じない人も多いという簡単な理屈です。

 しかし私は「そうかあ、ついに俺も観光客があまり利用しない地元の人が使うような店に入ったのかあ」と妙に感激しました。

 というわけで、ちょっと高級そうに見えた店ですが、料理の値段は180B。これにビールが95Bという、日本人にとっては良心的な値段でした。

 ただし味のほうは、あまりショウガの香りもせず(もしかしたらスパイシーでないようにと伝えたので、ショウガの量も減らしたのかも)、普通のファミレスの味でした。

 それでもとりあえず食事をしたことに満足し、モール内をちょっと散策後ホテルに戻ってみると、すでにベッドメーキングは終了。助かりました。

 そのまま昼寝。起きたのが3時半ぐらい。その後は例によってHP作りやブログ書き。夕方になったのでシャワーを浴びて、再び怪しい裏通りを歩いてタニヤ通りを抜け、途中で両替後、今度はPPツアーズさんのオフイスへ。

 翌日チェックインする「エータス・ルンピニ」の宿泊料を払ってきました。

 その足で今度は「ユナイテッドセンタービル」の屋上にある「クラウド47」というスカイバーを目指します。

 シーロム通りの向かい側の歩道に行き、そのままチョンノンシー駅方面に歩いていきます。途中ちょっと不安になって地図をさりげなく確認。

 しかし案ずるまでもなく、普通に歩いていけばビルはすぐに見つかります。正面の大きなドアから中に入り、左奥の方に向かうと駐車場に向かう通路があります。

 ここを横断した向こうの建物にエレベーターがあるようで、表示に従って進んで行くと、駅の改札のような場所があり、手前で受付を行っている様子。

 私は特に予約もしていませんでしたが、良く考えてみるとこの日はクリスマスイブ。受付で予約の確認をしているようです。

 それでも「バンコクなら何とかなるんじゃないか」と考え、その横に立っていたお姉さんに「クラウド47に行きたいんだけど」と伝えると、どうやらこのお姉さんも英語が分からないようで慌てています。

 すると、今まさに受付をしていた、若いちょっと厚化粧のお姉さん(たぶんお客さん)が私のほうに振り向いて、英語で「予約はしていますか?」と丁寧に聞いてきたので、「いや、してません」と答えると、「それではダメです」ということのようでした。

 予約がいつも必要なのか、クリスマスイブの日なので何らかのイベントがあり予約が必要なのかは確認できませんでしたが、ともかく入れないことは分かったので、残念に思いましたが、あっさりと諦めて夕食に向かうことにしました。



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