第2日目 「アルカディア」

 さてタニヤで入った店の名前は?1階に和食のお店があるところで、名前が「アルカディア」。なかなか格好良い名前です。現在ギリシャに実在する地名です。

 料金を説明してくれた女性に従って、指し示された階段を上りますが、一緒に数名の女の子も上がってきます。

 みんなでワイワイ言いながら上って行きドアを開けると、目の前に広い空間が出現し、左側にソファーが置かれています。

 「そこに座ってください」と言われたので、素直に座ると、間髪を入れずに正面の2段になった長い椅子におよそ30名ぐらいの女の子たちが着席。

 前回生まれて初めて入った「アトリエ」では10名程度でしたが、今回は30名程度と多く、かなり壮観です。

 思わず顔がほころんでしまいますが、この中から気の合いそうな子を選ばないといけません。

 タイに来始めた頃だったら間違いなく恥ずかしくて顔を伏せてしまったと思いますが、ゴーゴーでの経験か、単なる年齢のなせる業か、遠慮なく「日本語が分かる人」と叫ぶと、5〜6人が手を上げてくれました。

 その子達を一通りさ〜っと見渡し、(さすがにじろじろ見る度胸はありません)だいたい自分の好みは分かっているので、私をきちんと見て手を上げてくれた可愛らしい子を選ぶことにしました。

 するとママさんが、「この子は一緒に出かけることは出来ません」と教えてくれましたが、どうやらバッジの色で区別しているようです。

 もちろん私のほうも単に飲みに来ただけだと解釈していますから「OK」。その間にSさんも目当ての子を見つけて、4人でソファー席の方に移動します。

 ちなみに料金は800B。帰りがけにチップを少し渡しましたので、やっぱり「タニヤは高いなあ」という印象を持ちました。

 ただ横に来てくれた子は知的な可愛らしさです。ゴーゴーの子達とは違った意味の美しさがあります。

 最初に自己紹介やらをした後は10年ぶりぐらいにカラオケを楽しみましたが、やはりこういう場所ではタイ語を話せるSさんに分があるようです。それでも私は傍らの女の子と片言の会話を楽しみ満足です。

 1時間経って「延長しますか?」と聞かれましたが、時刻は11時近くで、「まあこんなもんか」と納得して店を出ます。

 Sさんは翌日予定があるということで、ここでお別れ。MRTへ。ただし二日後もまたお会いする約束をしました。

 私はロハスというホテルの位置を考慮して、タクシーで帰ろうと思いシーロム通りへ。

 通りに出てタクシーを捜すそぶりを見せると、すかさず傍らに待機している運転手さんから声がかかりますが、「ナナ」と言うと、すぐに「200B」と言うので、お断り。

 ところが今度は流しのタクシーがなかなか来ない。少しずつサラデーン駅方面へ歩きながらタクシーを待ちますが、結局空車が来ないので面倒になってBTSでナナ駅へ。

 ナナ駅を降りて「ロハス」に戻るわけですが、ここまで来れば後は何時になろうが歩いて帰る事が出来ます。

 一方ほぼ1日中歩き回っているので、足もかなり疲れています。というわけで、どうせなら「ナナプラザ」で休憩していこう、とすぐによからぬ考えが頭をよぎります。

 向かったのは2階の「レインボー4」ですが、時刻は11時半。私の就寝時間をはるかにオーバーしていましたので、休憩だけだぞと自分に言い聞かせつつ店内へ。

 しかし土曜日で時間が遅いせいか店内は大盛況で、立っている人もいました。「こりゃダメだ」と即断して、すぐに今度は「レインボー2」へ。(かなりしつこいなと自分でも思います)

 昨日の子はいるかなと思いましたがいませんでした。店の方は8分ぐらいの入り。というわけで15分ほどジュースを飲みながらステージを眺め、足の疲れが取れた頃ホテルへ。

 ちなみにソイ4のナナプラザから少し奥の方に歩くと、人待ち顔の女性が結構いますね。中にははっとするほど美しい子もいます。ただ私はその気はまったくないので、なるべく視線を合わさないようにして傍らを通り過ぎるだけです。



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