第3日目 フラマ・サートーンに到着

 チェックアウトを担当してくれたお姉さんと、ようやく話が通じたので、ちょっと気持ちも楽になり、メータータクシーを呼んでほしいと、メーターを強調して念押し。

 ちなみにプレジデントソリティアの前には常時数台のタクシーが駐車していて、少しでも楽に多くの運賃をふんだくろうと考えている運転手さんが待ち構えています。 

 特にメーターと指定せずにタクシーを呼んでもらうと、場合によってはこの辺にいる運転手さんに声をかける場合もあるようで、過去に数回苦い経験をしています。

 メーターを強調すると、呼び出しの係りはソイ13と11を結ぶ通りまで20mほど歩いて呼んでこないといけないため、「それが面倒」と考える係りの人もいるようです。

 というわけで数分でタクシーが到着。「やれやれ、これで安心だ」と思って乗り込むと、いきなり「150B」と言われ、そりゃないだろうと思い「ノー」と言うと「100B」と値下げ。

 しかし不愉快だったので、やはり「ノー」と拒否。結局メーターを使ってもらいましたが、あまり感情的になるとトラブルになりそうです。

 ただ「メーター」を強調して呼んでもらったので、こちらにも若干の意地があります。どうもソリティアに宿泊する客自体が、なんか甘く見られているような気もします。

 タクシーはソイ11のセブンイレブン前からすぐに右折してソイ3方面へ抜けて、いつの間にかいつものシーロム通りへ。

 タクシーの中で、「フラマ・サートーン」を知っていますかと聞いてみると、「分からない」という返事。

 ところが「フラマ」という言葉に突如思い当たることがあったのか「フラマ〜?」と語尾を上げて聞いてきたので、「そうだそうだ」と答えると、「それなら知っている」と言います。

 そりゃありがたいやと思って黙って乗っていると、シーロム通りを驀進し、本来チョンノンシー駅方面に左折しなければならない道をあっというまに通り抜けます。

 びっくりして、「ノーノー」と叫んで、「左だよ」という意味を込めて指で方向を指し示すと、「この向こうにフラマがある」と言います。

 ここでようやく私も気がついたのですが、運転手さんが向かっていた「フラマ」は「フラマ・シーロム」のことでした。

 というわけで、「そうじゃない、フラマ・サートーンだからユーターン」と必死にジェスチャーで説明。

 運転手さんは半信半疑でしたが、とりあえずしばらく走ってユーターン。ちゃんとユーターンする場所があって助かりました。戻ってチョンノンシー駅方面へ右折。(ここも右折出来てよかったなと思いました)

 そこから先は、昨日下見をしてあったことが幸いしました。自信を持って、「そこを左」。しばらく進んで「そこを右」と指で伝え、無事に到着です。

 運賃は65Bぐらい。ちょっとかわいそうだったので、80B渡しました。間違えなければ60Bだったかな思います。

 タクシーがロータリーに滑り込むと、すぐに係りの人が現れて、私のスーツケースをさっと取り出してくれます。

 「サンキュー」と言いつつ車を降りてそのままフロントへ。すぐにバウチャーとパスポートを渡しデポジットはクレジットカードで。

 フラマというホテルは、ビジネス系に徹している印象を受けます。フロントの女性はにこやかに対応してくれましたが、他のホテルに較べるとちょっとだけビジネスライクな印象を受けます。このあたりは個人的な好みが大きいと思います。

 さて到着したのは11時過ぎですから部屋に入れるのは五分五分かなと思っていたのですが、ラッキーなことにすぐに部屋に入れました。

 エレベーターを降りて部屋番号を確かめながら歩いていくと、目的の部屋は角部屋でした。11階の部屋で、ほぼ最上階。ありがたいです。

 「こりゃいいや」と思いつつドアを開けて足を踏み入れると、すぐにリビングルームの広い空間となり、バスルームが部屋の横についている構造。他の部屋よりも少し広いので、ますますうれしくなりました。

 また前評判どおり、建物の外観の割には室内はきれいで一安心。「良かったよかった」と思いながら、スーツケースの中身をしかるべく場所に収納。とりあえず休憩です。



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