ゴーゴーバーを知るきっかけ

 2005年、ふとしたことがきっかけでバンコクに一人で行くことを決心。その時事前にバンコクに行って何をやろうかと調べていた過程で「ゴーゴーバー」という存在があることを知りました。ほとんどすべてがネットでの情報です。

 当初は観光名所や食事場所を調べるためにいろいろな方が書いた旅行記を読んでいたのですが、その旅行記の中にかなりの頻度で「ゴーゴーバー」「マッサージ」「タニヤ」という言葉が出てきて、何やら夜遊びの代名詞のような扱いをされている事に気がつきました。

 それによるとバンコク市街には、ゴーゴーバーの密集地と呼ばれる地域が三箇所あるということでした。一つは日本人クラブが密集する「タニヤ」のもう1本西側の「パッポン」という通り、次がBTSのナナ駅から徒歩5分弱のところにある「ナナプラザ」、そしてBTSのアソーク駅または地下鉄のスクンビット駅から徒歩数分でいける「ソイ・カウボーイ」という三箇所です。(実際にはまだ他にもあるみたいです)

 私がゴーゴーバーについて調べた当時(2005年ごろ)は、「パッポン」の繁栄にかげりが見え始め、徐々に客が「ナナ」に流れ始めているという噂があった頃で、当時「ソイ・カウボーイ」は「昔ながらの」という修飾語が付いた、ぼられないけど可愛らしい子もそれほどいない、田舎臭いゴーゴーバーである、という評価だったようです。

 もともとはベトナム戦争時代に米軍がタイに持ち込んだ、ダンスやショーを行う女性達を見ながら、酒を飲むというシステムだったようですが(このあたり想像も混じっています。しっかり調べて書いているわけではありません)、人が余っているタイでは、女性達の職業の一つとして独特な進化?をとげ、今の形態(観光客が好きな女性をそばに呼んで話が出来る等)という形になっていったのかなと思われます。

 ふむふむなるほどなるほど、と様々な旅行記を読んで想像をたくましくした私は、タニヤでも酒が飲めるが、こちらは「現地駐在員さんが接待に使う店が多いので、店への支払いも仕事の経費で落とせるため、一般の観光客が遊ぶには敷居が高い」、という説明を読んで、それだったら「夜出歩く場所はゴーゴーバーがいいな」、と思っていました。

 もともとアルコールは嫌いではないので、折角行った旅先で異国情緒に触れるためにも夜は飲み歩きたいと思っていましたが、タニヤは高い、ゴーゴーバーなら安く酒が飲める上に、きれいな若い女の子と話が出来ると知って、ますます興味が湧きました。

 そこで実際に出発する前にゴーゴーの各お店の評判やシステムを調べました。評判については、様々な方が「あの店はどうだ」とか、「この店はいまいち」という評価をネット上に公開していて、それらの情報を元にいくつかの店名をリストアップ。

 一方調べていく内に、「ぼられた」とか「女の子に騙された」?とか「気を許していたら、財布からお金を抜かれた」というような事件もいくつか見つけることが出来、「これはあんまり浮かれていると危ないな」という認識も持ちました。

 また初めてのバンコク旅行で、いきなりそういった店に一人で入ることが出来るだろうか、という不安もありました。本来なら誰かに指導?を仰ぎたいところですが、一人旅の場合はそれもかなわず、ともかく行ってみるしかない、と思っていました。

 まあ旅行なんてものは、そういった旅先でこれまで経験したことがないことをやる、というのが醍醐味の一つですから、失敗したらしょうがないや、という気持ちもありました。

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