エレクトリックブルー

2013年11月

3日目の1店目

 入り口でビール1杯50Bという看板を持った呼び込みが目につきました。これはうれしいです。ちょっと店内を覗くと、お客さんも半分ぐらい入っているように思えたので、結局ビールの値段につられて入店。

 早速50Bビールを注文。細長いグラスに入っていましたが、量としては小瓶1本程度はあると思います。値段的には破格です。銘柄は不明です。

 問題はステージですが、結構愛想の良い子がいますね。人なつっこそうです。初めてバンコクに行った8年ぐらい前、恐る恐るバカラに入店したとき感じたのと同様な雰囲気を感じました。その意味では、当時と雰囲気が完璧に逆転しています。 

 ただ全体としてのダンサーのレベルは、ナナのレインボー系や、カウボーイのバカラ、シャークにちょっと負ける感じがします。

 しかしこれもその時その時の印象ですし、顔立ちよりも気だてが良い子の方がのんびり出来ることも確かです。側に来てくれるのは嬉しいのですが、飲物を奢った瞬間に「ホテルはどこ?」と聞かれたのでは興ざめです。

 そういうこともあって、最近は自分から誰かを呼んでもらうと言うことが減ってしまったように思います。ただ向こうから微笑んできたり、アピールがあったりした場合は、素直に喜んで受け入れることにしています。

 とは言っても女の子の方だって、近づくときは若くて格好良いお客さんが良いでしょうし、そうでなければいかにもお金持ちに見える人が優先されるのだと思います。

 なんて言ことを考えていたら、ダンサーがー一斉に入れ替わったと思ったら、いきなり激しいダンス。これにはびっくり。いわゆるコヨーテイーと呼ばれている女の子達ですが、それまでとダンスのレベルが全然違う

 どうやらこの子達のダンスにさきほどの子達も動きを触発されているのではないかと思えます。8人ぐらいのグループだったと思いますが、ホットパンツ姿で、それまでのゴーゴーダンサーよりも少しばかり背が高い上に、ともかくよく動きます。

 特にその中に二入だけとびきりダンスが激しく、そしてうまい子がいました。さらにその内の一人は私好み。1曲終わった瞬間周囲の欧米人から思わず拍手が聞こえてきて、私も追随。ゴーゴーでダンス終了時に拍手を聞いたのは初めてのような気がします。

 数曲踊っている最中に、私が良いなと思った子がこちらを向いて、目があった瞬間ニコッと笑い、すぐにダンスに没頭。「これはスゴイ!、こんなダンスをたかだか50Bのビールで間近に見られるなんて」と内心興奮気味です。

 こうゆうとき、その興奮を素直に表せるのが欧米人の強さですね。拍手をしたり、自分でも上半身を動かしたりと、見るからに陽気です。

 そこへいくと私はシャイな日本のおじさんですから、せいぜいがニコッとするぐらいで、ダンサーとしては目があっても張り合いがないだろうなと思います。

 それにしてもスゴイ!この子は側に来てくれるんだろうか?なんてことを思いながら、酔った勢いで試しにちょっとおいでおいでをしてみました。すると、このエレクトリックブルーは、ソファーとステージの間に小さなテーブルがあるのですが、そこに乗り移って私の目の前でダンスを披露。

 目の前1mで好みの子が、激しく踊ってくれて、これにはさすがにびっくり。しばらくビールを飲むのも忘れ完璧に見とれていました。やがてダンサー交代の時間がやってきましたが、前で踊っていた子は、他に呼ぶ人がいなかったのか横に来て少し話が出来ました。

 これはラッキーだ。と思いつつ話を始めたのですが、その様子を見ていたウエイトレスさんがいきなり何か紙に書いたメニューを持ってきました。

 チラッとしか見ませんでしたが、どうやら一緒に出かけるときの料金表示のようで、私はこういったコヨーテイーの女の子達にはそのような連れ出し要求は出来ないから安心して側に呼べると思っていたのですが、どうやらシステムが違っていたようです。

 というわけで、折角飲物を奢って話をしようと思ったところで、私があっと言う間に差し出されたメニューを断ったため、横に来てくれた女の子も、飲物以上の稼ぎは得られないと判断したのか、ろくな話をする時間もないうちに側を離れていってしまいました。残念。でも離れ際にダンスに対するチップは少し渡しました。


4日目の2店目

 飲物50Bを確認して入店。ところがこの日は、目的の子はいたものの、何だか訳も分からず盛り上がっている欧米人グループがいて、やたら20Bか100Bか分かりませんが、札を持って、踊っている女の子にちょっかいを出しています。

 女の子も、お金が絡めば悪い気はしないようで、昨晩真剣に踊ってくれた女の子も、ダンスよりもその欧米人からお札をもらうことを最優先にしたため、目の醒めるようなダンスを見ることが出来ません

 楽しんでいるグループは良いのですが、それ以外の周りのお客さん達は若干白け気味。勝手にやってろよ、というような雰囲気も感じられ、私も興ざめ。ビール二杯を飲んで退店。

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