両替等について

初めに

 滞在費用の概算が決まり、どのくらい現金を持参するかが決まったら、次は外貨両替です。しかしいろいろな情報を参考にすると、バンコクの場合は、日本国内で急いで両替する必要はまったくなさそうです。

 今成田空港のサイトから、東京三菱銀行の両替の値を見てみましたが(2012年2月14日15:00現在)、日本円からタイバーツへの両替の値は1バーツが2.99円となっています。従って10000円を両替すると3344バーツにしかなりません。

 一方、タイのサイトで本日の現地の両替レートを見てみると、10000円で3890B前後です。(1バーツが2.57円ぐらい)。実に16%も違います。いかに日本の銀行のレートが悪いかがよく分かります。

 というわけで、バンコクへ行き始めた当初から、私はこの話を聞いていたので、日本では一度も両替していません。


どこで両替するべきか?

 ではどこで両替したらよいのかということですが、ともかく行ってみればすぐ分かります。先ずスワンナーブ空港に到着し、入国審査を受けるまでの通路のあちこちに両替屋さんがあります。もちろん正規の銀行の支店です。

 さらに入国審査を抜けて、手荷物受け取りの近辺にもあり、手荷物を受け取ったあとの到着ロビーにも両替できる場所があり、まあとにかくあらゆる場所にありますので、現地で両替できないなんて言うことは心配無用です。

 ただしこれらの両替店が夜何時まで営業しているかは知りませんので、深夜便で到着する場合はほんの少しあらかじめ日本で両替しておく必要があるかもしれません。

 ちなみに通常、両替のレートが一番よいのはバンコク市街の両替店ですが、これらのお店もよく見ると微妙にレートが異なります。100mほど歩いただけで、レートの良い店が見つかったなんてのは日常茶飯事です。(ただしその差は日本円で1万円あたり数十円だと思いますが)

 というわけで、バンコクが気に入ってリピーターになりそうだと思ったら、初回の旅行時に3000B程度残しておくと、次回行くときに小銭があるので、何かと便利だと思います。

 そうすれば基本的に日本での両替は必要なく、バンコク市街に到着してから、効率の良いレートで両替をすることができます。

 また本来なら為替レートを確かめて円高の時に両替するという両替の時期の問題もあるのですが、よほどの円高になっていない限り、私はあまり時期を気にすることはなくなりました。


両替の方法

 実際の両替の方法です。たくさん並んでいる両替屋さんですが、実は店(銀行)によってレートがほんの少し違っている場合があります。

 上記の例で言えば、1万円を両替して3890Bになるか3870Bになるかという、まあ20B程度の差です。

 日本人の感覚では1万円両替に対する60円ぐらいの差ですから、気にならない人も多いと思いますが、バンコクの物価に精通してくると、20Bというお金の威力を知ることになり、結構神経を使って両替をしている人も多いみたいです。

 というわけで、両替屋さんが見つかったら、すぐに両替しないでいくつかの店を比較すると良いと思います。レートは店の前に電光掲示板で表示されていてひじょうに分かりやすく明朗会計です。

 (誤魔化されるときがある、とブログ等で書いている人もいますが、私はそのような経験はありません。ただ数え間違いはあるのかもしれません)

 お店が決定したら、窓口の前に行き、財布から両替すべきお金を取り出し渡します。「イクスチェンジ・プリーズ」と私は言うようにしていますが、別に言わなくてもやることは分かっていますし、現地の人は日本円にも慣れていますから、すぐに両替の計算が始まります。

 計算が終わると領収証のような物を渡され、サインを要求されます。サインは日本語でOKのようです。明細を確認してサインをすると、その明細に書いてある金額を渡されます。これで両替終了です。

 ガイドブック等ではその場で現金を数えて確かめろと書かれていますが、空港あたりならともかく、街中ではちょっと心配です。

 特に大金の両替を行った場合は、札束等を見せびらかさないような配慮が必要です。誰がどこで見ているか分かりません。その辺は日本とは治安がだいぶ異なります。特に夕方以降は注意。アルコールを飲んでいるときも気をつけないといけないと思います。

 2013年の旅行では、パスポートの提示を要求する両替店がいくつかありました。財布の中にコピーを入れているのですが、すべてコピーで大丈夫でした。

 なお旅行終了後に多額のバーツ紙幣が余った場合は、これを再び円に両替できます。損にはなりますが、日本で両替するよりは、これもまた現地の方がはるかに有利なレートです。



お金の保管等


バンコク一人旅 準備編


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