スーツケースの選択

 いつも使っていた黒のソフトケースの外観があまりにもみすぼらしく、内部の強化プラスチック?と思われる補強部分がいつの間にか破損してしまっていたので、買い換えることにして改めてスーツケースについて調べてみました。

 まず各航空会社のエコノミークラスの基準ですが、基本的に重量は23kg以内。大きさは縦横高さの三辺の合計が158cm以内にほぼ統一されているようです。

 ただし、航空会社によっては、この個数が1個または2個まで無料となっていて、この辺りの基準はばらばらです。

 バンコクに行く場合、1週間程度なら私の場合50L前後の容量(外径が60cm×40cn×25cmぐらいで三辺の合計125cm)があれば充分だと思っていますが、人によってはもう一回り大きなスーツケースを持っていく場合もあると思います。

 その場合空港からホテルまでの移動はタクシーが主になると思います。もちろんエアポートレイルリンクやBTSも使えますが、途中に階段等があり、移動に苦労します。

 またMRT(地下鉄)はセキュリティのチェックを行っていて、ブザーが鳴るとその場で中を見せなくてはいけませんので、かなり面倒です。(2018年現在、だいぶこのチェックは緩くなっています)

 さらに街中では、歩道は狭く、屋台が歩道上に店を広げていたり、バイクが並べられていたりと、歩くスペースは限られている上に、凸凹が激しく段差が多いので、大きなスーツケースでの移動は苦労します。

 その意味では極力荷物は減らし、身軽になった方が良いように思えます。足りないものがあれば現地で購入すると考えれば、これもお土産になります。

 ということを念頭に、改めてスーツケースを買い換えるにあたっていろいろ調べてみたのですが、先ず価格は数千円から10万円前後のものまでいろいろあります。

 選ぶポイントですが、今後の使用頻度にもよると思いますが、やはり耐久性を重視したほうが良いなと思っています。

 安いものは鍵やキャスターが破損する確率が多く、さらに空港等での積み込み作業で放り投げられたり、上に重いものを積み上げられたりするようで、場合によっては本体がひび割れ、ということもあるようです。

 最近は上記のように重量制限が厳しくなりましたので、重さを軽くしたスーツケースが多くなっていますが、当然その分耐久性は悪くなります。

 5万を越すようなものは、耐久性と重量を兼ね合わせたものであると判断して良さそうです。また軽くするために接合部分をジッパーにしたものが多く出回っています。

 しかし専門家に言わせると耐久性は弱くなるということで、私はこの部分が金属フレームであるものを選びました。ただし、そうやって耐久性に注目していくと必然的に価格は数万円以上のものになっていくような気がします。

 一方TSAロック付きのものが多く出回っていますが、この鍵はアメリカに行く場合に威力を発揮する鍵であって、それ以外の場所ではあまり意味がないようです。

 スーツケースの中に入れる物の問題もありますが、空港ではセキュリティの面で問題があると判断されると、どこの空港でも遠慮なく開けられてしまいます。

 鍵がかかっていて開かない場合は強引にこじ開けられることもあると聞いていますので注意が必要です。

 なお細かいことですが、上に書いたようにバンコク市街は歩道があまり整備されていませんので、基本的にゴロゴロ転がして移動するのが困難です。それでも無理に動かす場合、当然キャスター部分に荷重が大きく加わりますので、破損する確率も大きくなります。

 デコボコでの振動を減らすためには、キャスターのクッションももちろんですが、車輪の直径も大きい方が良いことになります。

 2輪か4輪かという問題もあります。当然4輪の方が、1個のキャスターへの荷重が減りますから、破損する可能性は低くなると思われます。

 最後に本体表面ですが、鏡面仕様は購入時美しく感じられると思いますが、擦り傷やひっかき傷は日常的に生じますので、その際の見かけは悪くなるような気がします。(補修可能をうたっているスーツケースもありますが)

 というわけで以上を総合して選んでいき、私の場合は国産のエースという会社のプロテカというシリーズのものを購入することにしました。



バッグ類


バンコク一人旅 準備編


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