シーロム・ビレッジでタイ舞踊鑑賞

 初めてバンコクに行った2005年、シーロムにあるJCBプラザでタイ舞踊鑑賞のオプショナルツアーを予約。以下はその時の体験談です。旅行記を加筆修正しています。

 シーロムビレッジはスラサック駅の北側のシーロム通り沿いにあります。今ならすぐに地理関係は分かりますが、何しろ初バンコクでBTS利用もおっかなびっくりの状態でした。

 JCBプラザで予約した時は日本語で話ができ、その時お姉さんからは「タクシーが無難」と言われていました。しかし王宮観光のためにタクシーを使ったらいきなりぼったくりに会ったので、面倒だから最寄駅から歩いちゃえと決断。

 地図を見て、チョンノンシー駅で下車。そこから北のシーロム通りに向かい左折。800mぐらい先の右側だと思いつつ、ひたすら夜の道を歩いたことを覚えています。



 最初に、「ここだ」と思って入ったビルは、なんとホテルでした。ホテルの中をどんどん進み、エレベーター前のホテル案内図でホテルの名称を確認。その時にようやく間違っていることに気が付きました。改めて今地図を見ると、どうやらナライホテルだったようです。

 慌てて入り口に戻り再びシーロム通りを西に進むとやがて前方右手にきらびやかな灯りが見えてきました。近づくと「silom village」という表示が見えたのでほっと一息です。

 ただしそこから会場まで行くのが一苦労。何やらレストランや小さな商店が立ち並び、会場の場所がさっぱり不明。しょうがないので、よくわからないままに奥のほうに入っていくと、何やら案内係りのような美女が立っているのが目に入りました。

 英語は通じるかなと不安になりながら、JCBプラザで渡されたクーポンを取り出し、「Excuse me、I am looking for this restaurant」と伝えたところ、最初は私が何を言っているのか分からなかったようだが、クーポンを見て納得。なんとその美女のすぐそばに、案内板があって、そこに私の名前が貼り出されていました。

 早速自分の名前を指差し、これだこれだ、と言うとすぐに納得してくれた。しかし実際にはそこからさらに30mぐらい奥の方に歩かされたので、自分ひとりではとても行き着けなかったと思われます。

 案内係りの美女に連れて行かれたところは、2階に上がる階段下。ここで別の美女に案内が代わりました。階段を上がり、驚いたことに靴を脱いでレストランと思しき場所に連れて行かれました。

 少し遅れてしまったせいか、会場はすでに8分通り埋まっていました。ちょっと見た感じでは団体客が多いのかなという印象です。欧米人もアジア系も日本人と思しき人も、国籍不明な人もいました。

 案内に従っていくと、ここに座れと言う指示をされたのですが、そこから舞台はあまり良く見えませんでした。まあ遅れていったのだから文句を言う筋合いではないのですが、タイ舞踊を鑑賞しに行って肝心の舞踊が見えないのではお話になりません。

 相手が美女だったせいか、小心者のおじさんにしては珍しく、こっちに座りたいという意思表示をしてみた。すると案内の美女、ちょっと困った表情をして(どうやら詰めて座ると言うのが原則らしい)それなら、場所こそ舞台から離れるが、ちょっと高くなった座席はどうかということで、そちらに案内してもらいました。

 ドキドキもんでしたが、「まあ言ってみるもんだ」と昼間ぼられたタクシーのことを思い出しながら、ちょっと溜飲を下げました。

 さて案内されたテーブルは6人がけで、すでに私よりちょっと年齢が進んだ先客が二人いて、その二人にツアーガイドと思われる日本人と見間違えるような人の良さそうなお兄ちゃんが盛んに説明を行っていました。

 同席になるわけなので、一応「Good evening」と挨拶。するとお兄ちゃんが、親しげにいろいろ話し掛けてきました。どうやらこのお兄ちゃん、タイと日本のハーフらしい。もっとも日本語はまったく分からないようだった。 



タイ舞踊鑑賞(2)


オプショナルツアー


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