バンコクのホテルの特徴

 バンコクは物価が日本に較べると安いので、ホテルの宿泊においても日本のビジネスホテルに宿泊する料金で、比較的豪華なホテルに宿泊することが出来ます。

 私なんかはまだバンコク行きの回数も少なく、宿泊したホテルの数も今数えてみたら10ぐらいしかなく、偉そうに講釈を垂れるほどの経験はないのですが、ホテル選びについて思う事を述べることは出来ると思いますので、ちょっとまとめてみようと思いました。

 バンコクのガイドブックを見ると、宿泊はチャオプラヤ沿いにある、豪華なリゾートホテルから、ゲストハウスと呼ばれる簡易宿泊所と思われるような所まで、それこそピンからキリまであると書かれています。

 10年、20年前のバンコク旅行記なんぞを図書館で借りてきて読んでみると、カオサンのゲストハウスに宿泊してどうたらこうたらという記述がひじょうに多く、初めてバンコクに行ったときはそういったイメージが強かったのですが、実際にはその頃から(2005年ぐらい)から、そういったゲストハウスでの旅行は減っていたように感じます。

 それはそれとして、私がこれまで宿泊したのは、宿泊料が3500〜6500円ぐらいの、エコから中級と言われる?ぐらいのホテルです。

 私の場合、旅行好きなので日本のビジネスホテルに宿泊することも多いのですが、やはり同じ価格帯のホテルに宿泊しています。そこでそう言ったことをイメージして、これらの同じ料金で宿泊できるホテルの違いを思いつくままに比較してみました。(部屋はシングル仕様をイメージしています)

日本 バンコク
価格帯 シングルの場合ほとんどがこの価格 実際には3000〜10000円ぐらいまでの価格幅がありそう
部屋の広さ 10〜25m2 20〜60m2
従業員 丁寧で洗練されている 無愛想、ビジネスライクから丁寧までいろいろ
メンテナンス 古くても行き届いている 安い部屋の場合は、多少破損があってもほったらかしの場合も
べっド幅 90〜120cmぐらいが多い 180〜240cmぐらい?要するにWサイズです
設備 ライティングデスクがある程度 ライティングデスク以外にソファーやダイニングテーブルも
飲食 お湯を沸かせるぐらい サービスアパートメントではフルキッチンも
アメニティ すべて揃っている ハブラシ等は置いてないことが多い
飲料水 洗面所の水道は飲用可 無料のボトルが2本用意、水道は飲まないのが普通
テレビ 部屋の広さから小さい物が多い 32インチ以上のものが多い
テレビの画質 基本的にきれい 大きな画面だと、粗さが目立ちます
洗面所 ホテルによってはひじょうに簡素 一般的に広く、価格帯が上がると豪華に
トイレ ウォッシュレット付きが多い 水の出るホース付きが多く、ウォッシュレットは一部
バスルーム コンパクトで狭い 3〜4.5畳ぐらいで広い。シャワーブースがある場合も
お湯 熱い湯がたっぷり出る 熱くなりにくかったり、急に温度が変わったり
湯量 充分 少なかったり、急に出始めたり
バスタブ 一人でギリギリから大きめの物まで 二入で入れるぐらい
インターネット 実用に耐える速さ 時間帯や部屋の場所で遅くなったりすることがある
照明 比較的明るい 暗く感じる部屋もある、一部の照明が使えないことも
空調 時々メンテナンス不良の場合も 比較的よく効く、ただし細かい調整が出来ない場合も
朝食ビュッフェ 簡素な物が多い 味そのものがバンコク風、種類は比較的多いが洋食主体
ドアマン いない いるところが多い


 とまあこんな感じでしょうか。私がバンコクに足繁く通うようになった理由の一つは、ホテルの部屋の広さ、ベッドの大きさです。

 ともかく日本では考えられないようなシティホテルか豪華ホテルの30〜40m2の部屋に、1泊5000円前後で宿泊できるのはありがたいです。

 日本のビジネスホテルのように、ドアを開けた瞬間感じる圧迫感はまったくありません。要するにコストパフォーマンスが良い、と言うことですね。

 ただ上の表にもチョコチョコまとめたように、サービスやメンテナンスの面では日本と同じものは期待できません。それを期待しようと思ったら、もうワンランク上のホテルに宿泊するしかないかなと思っています。

 しかし私の場合は、多少のハプニングは旅の醍醐味と割り切っています。ちなみに私はスクンビット周辺のホテルばっかり宿泊していますが、この辺りだと5500円近辺を境に、明確にその雰囲気が分かれるような気がします。

 個人的には必要もないのにだだっ広い部屋に宿泊してもしょうがないと思っています。気持ち良く、ゆったりと使える広さは30〜40m2ぐらいの部屋かなという印象です。



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