円安対策(両替について)

 前ページでは両替の場所について説明しました。次が両替のタイミングですが、これはいつが良いのかまったく予想が付きません。

 実は2014年12月にまたバンコクに行くので、早めにホテルを予約しようと思い、10月に予約完了。

 ただ為替の先行きが不明だったので、いつもは日本で一括払いをしていたのですが、為替レートの上乗せ率が大きかったので、現地払いを選択。

 ところがご存知のように日銀が突然大規模金融緩和を行い円安が進行。すでに予約時点より1割ほど安くなっています。

 予約したのは8泊で、合計金額が16400B。これを当時そのまま日本で全額入金すれば1B3.6円前後の換算レートでしたので59000円ぐらい。

 しかしその時バンコクで全額入金すれば1B3.4円ぐらい換算だったと思いますので55800円ぐらい。差し引き3200円ぐらい得になると思っていました。

 ところが現在のレートが3.6円ぐらいですから、たぶん現地での両替レートは3.7円ぐらい。つまり16400Bは60700円ぐらい。

 1700円程度ですが(今後さらに円安になる可能性もあり)、損をする可能性が大きいという状態です。

 というわけで、外貨両替に関しては、どこで両替するかということも大きなポイントになりますが、いつ両替するかという問題も大きいです。

 振り返ってみれば、円高だ〜と騒がれていた2012年のレートは、なんと1B2.4円です。つまり1万円が4000Bを越しています。

 もしこのとき100万円をバーツに両替し、今も保持していたら、40万B持っていることになりますから、これを再び日本円に戻すと、レートが3.8円と考えても152万円になります。

 というわけで、円高のタイミングを見極めることがどれほど重要かという例になりますが、1Bが2.4円だった頃は、もっと円高になると予想していた人も多くいましたので、両替はもったいないと考えてしまう人もいたと思います。

 2014年11月25日の今日現在のレートは3.6円ですが、これもこの先もっと円は安くなると考えれば、両替は今がベストのタイミングですが、「いくら何でもこの円安は行き過ぎだから、そのうちまた円高に戻るだろう」と予想する人は、ここしばらくは様子見になるはずです。

 どちらが正しいかは将来になってみないと分からない、というのが為替の動きですから、最後は運を天に任せて、ここぞと思うときに思い切って両替するしかありません。

 特に目前に旅行が迫っているなら、もう選択の余地はありません。



トップページヘ バンコク雑感 爆発事件と旅行のキャンセル